四柱推命(しちゅうすいめい)は、生年月日と出生時間をもとに、人の持つ性質や傾向を読み解くための考え方の一つです。
※出生時間が分からなくても占うことはできますよ
一般的には「占い」として知られていますが、実際には
陰陽五行(いんようごぎょう) や
十干十二支(じゅっかんじゅうにし)
といった東洋思想を土台にした、体系的な理論があります。
本来の四柱推命は、人生を決めつけるためのものではありません。
人それぞれが持つ性質や傾向を整理し、自分を理解するための“見方”として発展してきました。
そのため「統計学」と表現されることもあります。
この記事では、四柱推命の成り立ちや基本的な仕組みを、知識としてできるだけ分かりやすくシリーズで整理していきます。
四柱推命の成り立ち
① 起源は古代中国
四柱推命は、古代中国で生まれた命術(生年月日から運命を読み解く占術)です。
ベースになっているのは中国思想の根幹である、
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陰陽思想(いんようしそう)
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五行(ごぎょう)思想(木・火・土・金・水/もっかどごんすい)
この2つです。
自然のリズムと人の人生は連動している、という考え方が土台にあります。

日本は四季がありますよね
春→夏→秋→冬と移り変わるように、五行も循環しながら互いに影響し合っています。
日本人にとっては、
山・川・風・月などあらゆるものに意味を見出す
八百万(やおよろず)の神々という感覚があるため、
この考え方は比較的イメージしやすいかもしれません。
② 「四柱(しちゅう)」とは何か
四柱推命では人が生まれた瞬間の
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年
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月
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日
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時
この4つを「柱(はしら)」として扱います。
それぞれを
年柱(ねんちゅう)・月柱(げっちゅう)・日柱(にっちゅう)・時柱(じちゅう)
と呼び、これが「四柱(しちゅう)」の意味です。
そして「どの年・どの月・どの日・どの時間に生まれたか」
= その人がこの世界に入ってきた“自然の状態”
を表している、という考え方です。
この自然の状態から人は生み出されるとしてその命式を読み解くのが四柱推命です。
そのため四柱推命は
占いというより「人生の設計図を読む学問」
と表現されることも多いです。
それ以外にも
その人の性質・才能・人間関係・運気の流れ
も読み解いていきます。
そうすると四柱推命は結構、幅広く読み解けると思いませんか?
③ 体系化されたのは宋の時代
占いとしての原型は古くからありましたが、
今の四柱推命の形に体系化されたのは中国・宋(そう)の時代(960~1279年)とされています。
長い年月をかけて、
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統計
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実例
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哲学
が積み重なり、「再現性の高い命術」として発展しました。
その人物の才能や吉凶、人生の大きな流れまでもが分かるために
当時は王など位の高い人物が個人の才能を見極め、国家に貢献できる人材配置を決定するための帝王学(人材マネジメント)として使ったのが始まりとされています。

適材適所ということですよね!
この背景から、
「運命が決まっている」「悪い命式=ダメ」
といった誤解も広まりましたが、
本来は多面的に読み解くものです。
⑤ なぜ今も使われ続けているのか
四柱推命が今も支持されている理由は、
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生まれ持った性質がかなり具体的に出る
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運気の流れ(いつ動くとよいか)が分かる
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努力の方向性を間違えにくくなる
といった実用性の高さにあります。

中国何千年の歴史とあの人口の多さを考えたらかなりのデータ集まるね!
特に
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仕事
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起業
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人間関係
-
自己理解
との相性がとても良い命術(めいじゅつ)です。
命術(めいじゅつ)ってなに?
あまり聞きなれない言葉がたくさんですよね💦
命術は生年月日などの一度決まったら変わることがない不変的な情報をもとに
その人の生まれ持った性質や才能、持ってうまれた宿命、人生の大きなテーマや流れを占う占術のことを指します。
ですので、生年月日を聞かれたら命術となります。
それ以外ではタロットや易(えき)など偶発性を利用した今の状況や行動を占うのは卜術(ぼくじゅつ)、
人相や手相でその人の本質や運命を占うのが相術(そうじゅつ)と言います。

用途に応じて使い分けるのがいいですよね!
卜術は命術の補助的に使うなど使う順番にも気を付けたいですね。
四柱推命で分かること・分からないこと
① 生まれ持った性質・思考のクセ
四柱推命で一番はっきり分かるのは、ここです。
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物事の考え方の傾向
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行動パターン
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感情の動き方
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得意・不得意の方向性
これは変えようと思っても簡単には変わらない「土台」です。
「頑張っているのに空回りする」
「人と同じやり方がしんどい」
こういう違和感の理由がかなり明確になります。
② 才能・活かしやすい分野
四柱推命は「向いていること」をかなり具体的に示します。
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表に立つタイプか、支える側か
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一人で進めるのが得意か、チーム型か
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コツコツ型か、瞬発力型か
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言葉・数字・感性・管理のどこが強いか
ここを無視すると努力が消耗戦になります。
③ 人間関係の傾向
人間関係は四柱推命がとても得意な分野です。
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距離感の取り方
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甘えやすい相手/疲れる相手
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無意識に背負いやすい役割
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パートナー・仕事相手との相性の傾向
「相性=合う・合わない」ではなく、
どう関わると無理が出にくいかが分かります。
④ 運気の流れ(タイミング)
四柱推命では、
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動きやすい時期
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仕込みの時期
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無理をすると崩れやすい時期
といった人生のリズムが見えます。
「今は頑張れない時期なのに、自分を責めている」
こういう状態から抜け出すヒントになります。
運気は「当たる・外れる」ではなく、
使い方次第で結果が変わる指標です。
⑤ どこまで分かるのか?の境目は!
四柱推命は
❌ 宝くじの番号
❌ 何年何月に何が起こるかの断定
❌ 努力なしで成功する方法
は分かりません。
分かるのは、
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自分の設計図
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エネルギーの使い方
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合う戦い方・避けたい消耗
つまり
「自分はどう生きると楽になるか」です。
さきほどお伝えした四柱推命の成り立ちを考えれば、人材マネジメントが始まりでしたよね。
⑥ 四柱推命をおすすめしたい人
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自分を深く理解したい人
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頑張り方を間違えたくない人
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起業・働き方を見直したい人
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人生に生きづらさを感じている人
こうした方に四柱推命はとても相性が良い考え方です。
四柱推命は、未来を決めるためのものではなく、
自分の性質や流れを理解するための考え方でもあります。
せっかく四柱推命で自分の命式をみるのであれば、前向きな方向で行きたいですよね!

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